基本的に皮膚のかゆみは、部屋の空気が乾燥して皮膚表面から水分が蒸発し、肌のうるおいが失われ、同時に血液の循環も悪くなることに起因します。

そのため皮膚のかゆみは、年齢や性別を問わずに起きることが多いのです。


男性はもともと女性よりも「皮脂」が多く分泌されるのですが、皮脂は実は肌のうるおいを保ち、かゆみを防ぐ役割も果たしています。

しかし冷たい空気や風にさらされることで末梢血管が収縮し、皮膚の血流が悪くなってくるために、皮脂の分泌が悪くなると同時に、肌の水分も少なくなります。

このような皮膚の乾燥と血流の悪化がまさしくかゆみを引き起こす原因であって、年齢や性別に関係なく起こる症状となっているのです。

とりわけ手のひら・足のうら・腕の内側やすねのあたりなどは、もともと皮脂が不足しがちな部位でもあるために、強くかゆみを感じることが多くなります。