減塩生活をご紹介いたします。

まずは、日常生活での塩分チェックをしてみてください。

日常生活での塩分チェック項目
・寿司や丼物が好き
・魚の干物や明太子をよく食べる
・市販の惣菜やインスタント食品をよく食べる
・煎餅やスナック菓子をよく食べる
・外食が多い、または、外食が好き
・味噌汁やスープを1日に2回は飲む
・麺類のスープを半分以上は飲む
・梅干や佃煮などを常備している
・練り製品や加工品が好き
・白米よりも肉や魚などの量が多い

以上、10点のうち、1つでも当てはまる場合には、塩分摂取量が多くなっている可能性があります。

そのような方は、もう一度、ご自分の生活習慣を見直してください。

最近では、お弁当やランチなどにも、減塩食メニューが増えてきています。

塩分が高いことで有名なラーメンにも、減塩ラーメンが登場して、一般的なラーメンの塩分5g/一杯から、1.49g/一杯と大幅にカットされています。

日頃の食生活では、低カロリーや塩分の少ないメニューのほうを選ぶようにお勧めします。

そこで、家庭でも出来る簡単な減塩方法をご紹介します。

ご家庭で、料理をする際は、なるべく塩分を減らすようにして、薄味になった分は、出汁で味付けをします

そうすることによって、味が調い、薄味でもしっかりとした味わいに変わります。

それには、かつおと昆布が大きな役割をしてくれます。

また、それでも味が物足りない時は、唐辛子や七味、コショウ、カレー粉などを加えて、香辛料で味を調えると、塩分を新たに加えなくて済みます。

また、おかずを食べる際には、出来るだけソースやしょうゆは上からかけず、お皿にとって、必要な分だけ付けるようにした方が、塩分摂取量を減らせます。

ソース、醤油、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料にも塩分が多く含まれていますので、なるべく少なく付けるようにしてください。

焼き魚は、魚自体に塩味が効いていますので、食べる時は、醤油ではなく、レモンやカボス、スダチなどの柑橘類で酸味を加えて、魚本来の旨味で召し上がると塩分を減らせます。

さらに、今まで、濃い味に慣れている方は、一度薄味にして、舌をリセットしてあげると効果的です。

どうしても塩分を減らせないという方、塩分を多く摂りすぎてしまった場合には、塩分の排出を促すカリウムを取ると効果的です。

カリウムは、野菜類やバナナに多く含まれます。

ただし、重い腎臓障害がある方は、高カリウム血症をきたす可能性があるため、野菜や果物の摂取制限が必要ですので、ご注意ください。