めまいの予防
めまいと一口にいっても、いろいろ原因があります。内耳や脳の循環障害により生じるめまいは、血液中のコレステロールが高くなったり、血圧が高くなったり、不整脈など循環器系の障害があると起きやすくなります。そのため,脳梗塞などの脳血管障害や心筋梗塞など虚血性心疾患の予防と同様に普段から食生活や嗜好品に注意し、定期的に検診をうけておくことをおすすめします。糖尿病は体の各部の循環障害をおこすので注意が必要です。
また、メニエール病などの内耳性めまいの発症には自律神経の不安定も大きくかかわっているといわれています。自律神経を安定させるためには、夜更かし・暴飲暴食などを避け規則正しい生活をすることが必要です。また精神的なストレスも自律神経を不安定にするので、精神的な面でもゆとりのある生活をすることが予防となります。なおふらつきや転倒は、脳や内耳の不調でおきるだけではなく、足腰の筋肉が弱っても原因となります。現代人は運動不足になりがちなので、特に中高年の方は歩くなどして、足腰を鍛えましょう。運動は内耳や脳を刺激し活性化して、老化するのも防止します