カフェインの主なメリットとデメリット

<適量摂取のメリット>

(1)眠気覚まし
カフェインは興奮剤の一種。脳内の中枢神経に働き、眠気を抑え作業効率をアップします。
(2)頭痛の緩和
カフェインには一時的な血管収縮作用があり、頭痛薬を始め市販の鎮痛薬などにも用いられています。
(3)筋肉疲労の回復
カフェインは血液の流れをよくし、筋肉の疲労物質の乳酸を体内に溜まりにくくする作用があります。これにより疲労から回復しやすいと言われています。

<過剰摂取のデメリット>

(1)胃痛の誘発
カフェインには胃液の分泌を促す働きがあり、胃を荒らしてしまうことも。そのため、空腹時のカフェイン摂取は避けましょう。
(2)貧血
カフェインには鉄分や亜鉛などミネラルの吸収を阻害する性質があります。特に、貧血に悩む女性のカフェインのとりすぎは注意が必要。
(3)睡眠の質の低下
カフェインは興奮剤の一種であるため、飲むと興奮状態となり、眠りにつきにくく、睡眠の質が低下することがあります。寝る3時間前からの摂取は控えましょう。
(4)自律神経の乱れ
体を活動させる交感神経に働くカフェインを摂取し続けると、心拍数の増加や血圧の上昇が日常的に続く状態となり、体はつねに興奮状態。そのため、自律神経のバランスを崩してしまい、だるさや気分の落ち込みなど身体症状となって現れます。