花粉症対策に効果的な食品とは

花粉症対策に良い食品と言われるものは少なくありません。その中でも特に多くみられるのが乳酸菌関連の食品と、ポリフェノールを含む食品です。乳酸菌を多く含む食品としては、なんといってもヨーグルトがよく利用されています。ヨーグルトは腸内環境を改善することによって免疫効果を強くするという働きがあることがわかっています。また「メチル化カテキン」と呼ばれる物質は、ひじょうに坑アレルギー作用が強力なことで知られています。このほか最近の研究では「Ｌ-92乳酸菌」が、花粉症の主な症状である目のかゆみの軽減に有効であるという報告がなされています。

乳酸菌はヨーグルト以外にも、チーズ、味噌、キムチなどに含まれています。このうち、味噌やキムチにも乳酸菌が含まれているというのは意外と知られていないようです。アレルギー対策としてヨーグルトを摂取する場合には。1日に200ｇを目安として、毎日欠かさず採り続けることで花粉症対策になるということです。

またポリフェノールもやはり抗菌作用や抗酸化作用に優れていますので、花粉症対策には欠かせません。ポリフェノールを多く含む食品としては、シソ、甜茶、赤ワイン、ペパーミント、トマトなどがあげられます。こうしてみるとふだんから食用に利用しているものの中にも、ふんだんにポリフェノールを含むものが意外と多いことに気づきます。

花粉症対策のためには、肉などの動物性タンパク質や脂肪分の摂取をおさえて、野菜を中心としたバランスの良い食事をとることが重要です。インスタント食品などもなるべく避けたほうが良いでしょう。特にビタミンやミネラル分の不足には充分に気を付けるようにしましょう。