背中が丸く猫背になると、顔もたるむんですよ!
この話をすると、多くの方が「私のことかもー!?」とドキッとされます。背中を丸める猫背の姿勢はよくないと分かってはいるものの、習慣を変えるのはなかなか難しいですよね。
そもそも日本人の体で発達している筋肉は、前側に縮む時に使われる屈筋群。一方、欧米人では、後ろに伸びるときに使う筋肉が発達しているのです。そのため、イスに座る時など、日本人は背中を丸めてちょこんと座る人が多く、欧米人は後ろにふんぞりかえるように座る人が多くなります。のこぎりを使うときも、日本では手前に引くのがメイン、欧米では押して使うと、違いがあるんですよ。
筋肉の特徴の違いによるものですね。日常生活でも、どうしても前のめりになることが多く、後ろ側に反ることは少なくなりがちです。今回は、それを解消する、背中の体操をご紹介します。
猫背リセット体操

うつ伏せになって、この状態で、息をハーッと吐きながら、お腹を引き上げるようにへこませます。この状態で、手をYの字に伸ばし、脚は腰幅に開き、脚と胸から上を浮かせます。10秒×3回。この間、息は止めずに自然に呼吸を続けてください。※少しでも腰が辛ければ無理をせず、お腹をさらにへこませるように意識してみてください。お腹で体を支える感じです。

お腹を引き上げるようにへこませた状態をキープしたまま、腕を横に広げます。 背筋を使って胸から上を浮かせます。腕の力は抜き、首を長く伸ばし、鳥が羽ばたくような感じで、肩・肩甲骨をパタパタとゆっくり動かします。10回×3セット。
背筋がピンとするとお顔もリフトアップ。肩こりも楽になり姿勢が若々しくなりますよ! ぜひお試し下さい。