まだまだブーツが活躍する季節ですね。この時期、みなさんからよく寄せられる質問には、「朝はスムーズにはけたブーツが、夕方になると、一度ブーツを脱いだら足が入りにくくなる、ファスナーが締まりにくくなる」というものが多いのです。こんなとき、どうしたらいいのでしょうか。

原因は、ズバリ!「むくみ」です。

ブーツを履いていると、歩くときに膝や足首周りの筋肉の使い方に偏りが生じ、普段以上に歩き方にクセが出やすくなります。そして、足に負担がかかりやすくなり、筋肉の緊張が強くなります。そうなると、筋肉のポンプ作用が弱くなり、静脈やリンパの流れが滞り、脚はさらにむくみやすくなります。

今回は、このブーツむくみを解消するケアをご紹介します。

1◆膝裏のリンパのつまりを解消し、老廃物を排泄

膝裏の滞っているリンパを流すことで、ふくらはぎのむくみが取れやすくなります。

4本の指でしっかりポイントをとらえます。親指を除く4本の指先を、筋肉がこったポイントに食い込ませます。親指と食い込ませた4指で脚を包むようにとらえます。
4指を持ち上げるように圧をかけながら、膝裏のリンパを刺激します。3秒×5セット。

2◆ツボを刺激し、脚むくみスッキリ

親指と人差し指で、脚の前側、膝と足首の中間あたりの骨を挟むようにとらえる。骨に沿ったまま、延長線上を膝側へ手をすべらせていき、膝の骨にぶつかる場所(指が止まるところ)を確認します。そこが、「陰稜泉(いんりょうせん)」と足三里です。
4指を持ち上げるように圧をかけながら、膝裏のリンパを刺激します。3秒×5セット。

はじめは痛いと感じたツボも、脚を動かすたびにリンパが流れるようになり、痛みがスーッと抜けて脚が軽?くなりますので、ぜひお試しください!