骨盤内の循環をよくする運動をしたり、体を温める食品を取り入れたりして腸を温めると、腸が活発に動くようになり、基礎代謝がアップします。そして、リンパの流れが促進され、デトックス作用が高まり、脂肪を蓄積しにくい体になるのです。
セルフ灸で、冷えたお腹を直接温める
【お灸の効果】
・白血球が増加し、免疫力が高まる
・末梢神経から中枢神経に伝達され、体液に間接的に作用する
ツボは神経が多く集まっている場所。お灸でツボを温めて刺激を与えると、全身の機能が活性化し、調子がよくなります。
【腸を元気にするツボ】

◆天枢(てんすう)…… 便秘や下痢に効く
* おへその両脇から指3本分、外側にある。
* 大腸経をつかさどるツボで、ここを刺激することにより、腸の動きが活発になる。

◆気海(きかい)…… 腸の血流をアップし、腸を温める
* おへその下、親指1.5本分のところにあるツボ。
* 多くの気が集まっている場所なので、エネルギーが充満し、体中にエネルギーが行き渡り、腸も温まる。
【セルフ灸のポイント】
★熱くなったら我慢せず、はずす
★食後と、入浴の前後1時間、運動直後、飲酒後はNG
★ツボの位置からずれても、冷えている場所を暖めるだけでも十分に効果アリ
腸は、副交感神経優位の状態で働く臓器ですので、無理や我慢をしてしまうと逆効果です。リラックスし、心地よい程度で行って (※お灸は、商品の説明書をよく読んで使用してください)
お灸はちょっと…、という方は、日常生活の中で冷たい飲みもの・食べものをなるべく控えめにし、腹巻きやカイロなどで腹部を温めましょう。
また、体をきつく締めつける下着は、血流を悪くして体を冷やす原因になりますので、気をつけましょう。