頭皮マッサージでカラダもココロも快調に!

頭を支える後頭部の凝りをほぐし、頭皮から、顔のたるみも改善しましょう。

頭が前のめりの姿勢のときに頭を支える働きをしている筋肉に、後頭筋と頭半棘筋(とうはんきょくきん)があります。これらは常に酷使され、緊張状態になっていて、頭痛の原因にもなります。

マッサージ1 後頭筋をほぐす
片方ずつ、上から下へジグザグにほぐします。片側5回ずつ。指は、第一関節を軽く曲げ、指の腹でやさしく筋肉を引っ掛けるようにほぐしましょう(右写真)
マッサージ2 頭半棘筋をほぐす
まっすぐ前を向き、左側の後頭骨(頭蓋骨の後ろの部分)の下、首の付け根の上部に右手の第一関節を引っ掛けながら押さえ(人体模型で示したように、指を骨に引っ掛けます)、その部分がゆるんでいく感じをイメージしながら、イヤイヤをするように首を小さく横に動かします。次に、縦にうんうんとちいさくうなずきます。指を少しずつ下にずらし、それぞれの位置でこれを数回繰り返します。

リンパが流れると、押さえている部分が軽くなり、違和感がなくなります。

最後に、両手で頭の両側をはさみ、側頭部から鎖骨方向に、ジグザグに上から下へ指を動かし、頭皮をほぐしながらリンパを流します。

側頭部をほぐし、リンパを流す
手のひらで顔をはさんだときの、指先の位置からスタートします。指先で側頭筋に心地よい程度の圧をかけながらジグザグを描き、下に移動させます。そうして、耳の上→耳の後ろ→耳の下の首筋を通り→鎖骨に向かって流します。