夏風邪とは?

一般的に夏の季節に発症する咽頭(のど)を中心とした風邪のような症状を呈する病気を言います。 冬の風邪もさまざまな原因がありますが、夏風邪の原因としては、エンテロウイルスやアデノウイルスなどのウイルスが原因と考えられています。 赤ちゃんや老人などのもともと抵抗力が弱い人がかかりやすいのですが、若い人でも、いわゆる夏バテなど体力が落ちると夏風邪にかかります。寝冷えやクーラーにかかりすぎなども間接原因と言われています。 症状としてはいわゆる風邪の症状(発熱、咳、鼻水、のどの痛み)に加えて、下痢などの胃腸症状も加わることがあります。 だるくて頭がぼーっとし、それにのどの痛みがあれば、ほぼ夏風邪です。 2,3日の安静で治りますが、こじらせると高熱が出たり、肺炎や髄膜炎といった合併症を起こして重症化することもあるので注意が必要です。 予防としてはうがいと手洗いが基本ですが、皆さんにとってはまずは規則正しい生活(早寝早起き、バランスのよい食事)が何より大切でしょう。

昔と今では全然違う!?夏風邪の原因

昔の夏風邪の原因はお腹の冷えにあったといいます。 エアコンのない時代、あまりの暑さに体に何も掛けずにお腹を出して寝てしまったり、冷たい物を飲み過ぎたりした結果、体を冷やして風邪をひいてしまうことが多かったようです。最近の夏風邪はオフィスのエアコンが原因になっているようです。 エアコンによる冷やしすぎが夏風邪の原因。 エアコンで空気も乾燥しているし、さらに外気温と室温の差が激しいので、体に負担がかかり抵抗力もダウン。 防護策としてはエアコンの設定温度を上げる。 それが無理ならオフィス用に上着や膝掛けを用意するなど、体温調節できるようにすること。 まさに「エアコンを制した者は夏風邪も制す」です。

夏風邪と冬の風邪は違うの?

かぜの80~90パーセントはウイルスの感染が原因で起こりますが、そのウイルスの数は200種類以上あるといわれます。多くのウイルスは寒くて乾燥した環境を好むため、冬にかぜ(普通感冒)やインフルエンザが大流行しますが、なかには暑くて湿度が高い夏の環境を好むウイルスもいるのです。エンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エコーウイルスなど)やアデノウイルスがその代表で、胃腸障害を伴うことが多い夏かぜの原因となっています。 一方、のど、鼻の症状や発熱を伴うことの多い冬のかぜは、RSウイルス、コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどが原因で起こります。春や秋にはライノウイルスが原因で起こるケースが多くなります。