日本には四季があります。季節ごとに食べごろを迎える食材があり、それを「旬のもの」と呼びます。
旬の食べ物は、安価で経済的、新鮮で栄養価も高く、その時期に起こりやすい体調不良をカバーする効能が期待できる成分が多く含まれています。

“今が旬”と呼ばれる食べ物には、夏なら体を冷やし、冬なら温めるといったように、人間の体にうまく働きかけてくれるものがたくさんあります
昨今は、食材は通年出回り、旬がわかりにくくなってきましたが、 その土地で取れる季節ごとの食材「旬のもの」を知り、料理に上手に取り入れながら、自然の恵みをしっかり受け、四季の変化を楽しみましょう。

夏は、梅雨期の食中毒、猛暑期の体力消耗や食欲不振、冷房病や熱中症などといった季節病を引き起こしやすい時期です。夏に旬を迎える栄養価の高い食材を上手に料理に取り入れ、夏バテや紫外線に負けない体作りをしましょう。
強い日差しで体も酸化しやすいこの時期は、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を。また暑さや疲れ、水分不足などから起こりやすい熱中症予防のためには、水分を多く含むぶらり野菜を積極的にとりましょう

6月

野菜/ じゃがいも、玉ねぎ、そら豆、ししとう、青じそ、さやいんげん
果物/ 梅、ビワ、いちご、夏みかん、サクランボ、クワ、ユスラウメ、グミ
魚介/ ハマチ、アナゴ、カマス、タチウオ、スズキ、ハモ、アユ、アイナメ、シタビラメ

7月

野菜/ きゅうり、トマト、なす、ピーマン、かぼちゃ、ししとう、おくら、 とうもろこし、みょうが、モロヘイヤ、えだまめ
果物/ 梅、ビワ、いちご、夏みかん、サクランボ、クワ、ユスラウメ、グミ
魚介/ ハモ、タチウオ、シマアジ、カマス、スズキ、ウナギ、アユ、イワナ

 

品名 栄養
おかひじき
4~6月
豊富に含まれるカロテンは免疫力を高めて細胞の老化予防に効果的です。またカリウムはむくみ解消に、カルシウムは骨を丈夫にします。食物繊維も豊富なため、便秘改善、美肌効果、整腸作用などの効果も期待できます。
おかわかめ
4~5月半ば
マグネシウムが、イライラを抑え、エネルギーの代謝を促進してくれます。また骨・歯を形成するカルシウム、免疫力を高め血糖値を下げる亜鉛、コレステロールや糖の代謝を促す銅なども含まれます。
その他、葉酸やビタミンAも含有しています。効能として骨粗しょう症・高血圧・狭心症・貧血・動脈硬化などの予防が期待できます。
トマト
6~8月
リコピンが多く含まれ、免疫力を高めがん予防、細胞の酸化や老化防止が期待できます。
また、水分も多く、この時期の体の乾きを防ぐのにも適しています。
なす
7~9月
なすの皮の色はポリフェノールの一種でナスニンといい、強力な抗酸化作用があり、がん予防の効果が期待できます。
また体を冷やしてくれる作用もあります。