夏も近づき、半袖など薄着になる機会が増えてきました。
そんなとき気になるのが、二の腕のぶつぶつ。
このぶつぶつの正体は、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」または「毛孔角化症(もうこうかくかしょう)」と呼ばれる皮膚疾患です。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の症状
二の腕や肩、太もも、背中などの毛穴に角質が詰まり、ぶつぶつした丘疹(きゅうしん)が発生します。触るとぶつぶつ・ザラザラしていて、丘疹の色は普通の皮膚の色または薄い赤や褐色系の色をしています。

自覚症状はほとんどない場合が多いですが、時に軽度の痒みを感じる場合があります。

毛孔性苔癬はどのような人がなりやすい?
毛孔性苔癬(毛孔角化症)は、とても一般的な皮膚疾患の1つです。

早い人は子供の頃から発症し、小学校高学年の約20%が罹患していると言われます。もっとも多いのが思春期で、20代以降は年齢と共に次第に軽減し、30代には自然に消えていく人が多いですが消えない人もたくさんいます。女性に多いとされますが、男性も珍しくありません。

毛孔性苔癬の健康への影響
毛孔性苔癬は良性疾患のため、放置しても健康上に重大な問題を引き起こしたり他人に感染するようなことはありません。

しかし、上述のように外見が気になる若い人に多く発症するため、特に女性では身体よりも心に対する影響が大きいと言えるでしょう。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の原因
毛孔性苔癬(毛孔角化症)の根本的な原因は、まだハッキリとは解明されていませんが、遺伝によるものと言われています。

ぶつぶつした丘疹の中身は角栓で、毛穴周囲の角質が肥厚し毛穴を塞ぐことで丘疹が発生します。角質以外に、毛穴の中に毛が一緒に詰まっていることもあります。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の自宅での対処法
自宅でできるケアとしては、肥厚した角質を落とし保湿する効果のある尿素入りのクリームなどを使用してケアを行うのが一般的です。

毛孔性苔癬には、以下のようなことはご法度です。
•患部をゴシゴシとナイロンタオルなどで擦る
•丘疹を潰して中身を出す
•保湿を怠る

ニキビと同じで、擦ったり潰したりすると色素沈着やクレーター状の跡が残る場合があります。また保湿を怠ってお肌が乾燥すると、より角化が早まって悪化してしまいますので、特に乾燥する季節はしっかりと保湿するようにしましょう。

毛孔性苔癬は自分で治せる?
軽症であれば尿素入りのクリームなどで粘り強くケアすることで改善する場合がありますが、重度の場合はホームケアで改善するのはかなり難しいと言えます。

また間違ったケアをすると上述の通り色素沈着や跡が残る可能性があるので、一度医師に相談するのがオススメです。